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「対話の会」が歩んできた軌跡を残していきます。 事務局は事務的に残していきますが、 ここにみなさんの足跡もつけていただいて、「対話」の軌跡を豊かにできたらすてきですね。
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4月26日(土)@早稲田大学

今年度も始まりました。
4月は総会と例会を行いました。
30名以上の学生・現職・大学教授の方々が集まり、今年も始まりました。
それぞれ、肩書きは違いますが、教育に対する想いでつながっています。

◆総会では
・規約
・組織
・考えかた
・年間計画
・その他事務関係
等が提案され承認されました。

会員も絶賛募集中です。
・会員に登録する
・年会費を納める
以上の2点で会員になります。
※不明なことはこのブログへのコメント、本体HPからの問合せで。
http://taiwanokai.sakura.ne.jp

◆例会では
東京都の公立学校の先生から
「「答え」を問い続けて」という題で教師人生15年の振り返りが提案されました。

以下に例会の内容と参会者の感想を載せます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年度、第1回目の例会。4月の慌ただしい毎日の中、多くの方にお集まりいただき、実りある豊かな時間となりました。
今回は、15年目の先生が初任校から現在の4校目までを振り返り、「答えを問い続けて〜子どもとは、学校とは、教師とは〜」というテーマで語ってくださいました。


日時:平成26年4月26日(土)14:30〜17:45
場所:早稲田大学16号館607教室
内容:総会)会則・新年度計画案・運営委員の紹介・今年度の方針・計画についてなど
    例会)「学級づくり」について語り合う 「答えを問い続けて〜子どもとは、学校とは、教師とは〜」

【提案者より】
・初任校で出会った不登校のYちゃん
→1人をしっかり見ていくこととクラス全体を見ていくことの難しさ
・クラスで起きた「友達の筆箱を隠す」ということ
→卒業間際に語られた「あのとき私はどうすればよかったのか?」という保護者の話
・毎月1回のお楽しみ会
→Mさんからもらった「先生に1番楽しんでほしいのに」という手紙
・学校に泊まろう
→クラスでの話し合い。みんながBBQや流しそうめんを挙げる中、登山をしたいという想いを伝えていったMくん。


【参加者の声】
・自分も不登校の子をかかえているが、自分がなんとかしなきゃという思いが強い。そういう子には物理的にさかなきゃいけない時間が多い。クラスの子のことを思うと、考え直していかないとと思う自分もいる。
→40人いたら40人の思いや人生、保護者があって、それをフラットに見ていくことが大事なのではないか。
・自分もお楽しみ会をやると、楽しくなくなるような話をしてしまう…
・お楽しみ会って、担任も一緒に楽しんではいけないのか。
・初任のときのYちゃんとのことがあって、色んな経験をつんでいく中で、先生は登山をしたいと言ったMくんを支えていくようになったのではないか。
・クラスで筆箱が隠されたりすると、全て自分の学級経営のせいだったり、子どもたちを見れていないからだと思ってきた。しかし、悪いことをした子どもにそのことを問い詰めるのではなく、「昨日なにかあった?」と聞けるようになった。何かあったとき、こういう出方をする子なんだ、という見方ができるようになってきている。
・教師のできることは少ないけれど、保護者よりも多くの時間を過ごしていること、そして教師はプロであるという意識を持って子どもと接していくことが大切。子どもは担任の先生に影響される。
・20代には20代の学級経営。経験をつんできた人には、経験をつんできた人の学級経営がある。そのときにしかできないことがある。
・振り返るとこういう文章になるが、実際やってるときは必死で、目の前のことに向かわなくてはいけなかったはず。


【参加者の感想】
今回の例会は、それぞれの立場(経験)に基づいて語られたことが多く、その内容を今の自分と照らし合わせながら一つひとつ聞いていきました。
対話の会に毎月参加することで、多くの意見や思いを聞き、「早く子どもたちに会いたいな。よし、またがんばろう!」と思う私がいます。みんな、それぞれの場所で色んな想いを持ちながら子どもたちと向き合っているんですよね。今回もそのことを強く感じました。私も今年は、自分の想いや悩みを語っていきたいです。話す相手がいる、話す場があるということに感謝して。
実は、4月はじまってすぐに、隣の子の教科書を隠し、「教科書ないなら忘れ物カードだよ!」と1日中言い続けた子がいました。その子は最後まで隠したことすら認めませんでした。私はその日、その子のことが許せまず、同僚にも「なんでそんなことするのか理解できない!」怒りながらと話しました。でも、そうじゃなくて、「あの子の行動の裏には何か背景があるのかな?」と時間ともに思うようになり、その子をゆっくり見ていってあげたいなと思っている私がいます。そういう風に気持ちを変えていかれるようになったのは、対話の会のおかげなんだと思います。
この1年も、たくさんの刺激をもらい、成長していきたいです。

(参会者Sより)

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提案者の先生が初任のころからを振り返り
「“今の自分”にあの子が残してくれたもの」というテーマで
自分を語ってくださいました。

今年で教師生活10年目になりますが、私自身も今までのことを
振り返りながら、きいていました。

お話をうかがっていると、今の自分は『「この子」を楽しんでいる』
そんな気がしていました。
今年は4年生担任をしていて、先週の金曜日、「先生~、こんな手紙落ちてた~。」
とあわてて、くしゃくしゃになった紙を持ってきた子Aがいました。
中には、隣のクラスの女の子Bの悪口と、Aのことが書かれてありました。
「Bちゃんブ ス ぶりっ子 Aかわいい」と。

きっと教師駆け出しのころは、「あぁ~どうしよう。私が悪いんだ。」
そんな風に、自分のせいにして落ち込み、悩んだのだろうと思います。

今も「もっとAが安心していられる場所にしなきゃいけない。」と、自分の学級づくりや授業づくりを見なおしたりもしますが、「Aってこんな風な出方をするんだな。」なんて
「この子」を楽しんでいる自分がいます。

協議の中で、「どうしてそう思えるようになったんですか。」とお尋ねされたのですが、
どうしてでしょうね…と、やっぱり答えが見つかりません。

どうしてかはわかりませんが、提案者の先生や参会者の先生方の話を聞きながら、
「学校でできることは限られている」でも「今の自分にできることをぼちぼち頑張りつづけたい。」
そんな風に思いました。

また、去年の1年生がひらがなの「あ」の学習で
「あわてず あせらず のんびりと」という言葉を残してくれました。

「あわてず あせらず のんびりと」 

子どもともに教師を続けていけたらいいなと思いました。

(参会者Iより)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〈5月の例会について〉
日時:5月17日(土) 15:00〜17:45
場所:東京学芸大学附属世田谷小学校
内容:授業作りと学級づくりを語る&学級経営案交流
話題提供:横浜市公立小学校9年目の先生
●学級経営案を中心に一年間の見通し、子ども(その子、この子)にかける思い、授業の重点などが提案される予定です。
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【2014/04/27 11:47】 NAME[中野] WEBLINK[] EDIT[]


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