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「対話の会」が歩んできた軌跡を残していきます。 事務局は事務的に残していきますが、 ここにみなさんの足跡もつけていただいて、「対話」の軌跡を豊かにできたらすてきですね。
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報告が遅れました。
参加者は大学の先生や現職の先生、学生さん30人でした。

四月ということで、学級開きをテーマに提案がされました。

今回私は参加できなかったので、参加者の方の感想を載せさせていただきます。

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提案者:小田部香奈子さん(海老名市立中新田小学校)

「わたしの学級開き」
4月、まだ学級が始まって間もないクラスの様子を、
係活動をきめる場面と、2人の気になる児童の姿などから発表してくださいました。
また、「願う子ども像」という、学級開きの前に考えた年間の計画(案)を見せていただきました。

●かかり作りについて
学級にとって何係が必要か、
自分は、どの係になりたいかなどの話し合いの中で、
小田部さんは、1年生の時の係からの脱却を考えていたようでしたが、
子どもは、レールに沿おうとしているよう。
そのような問題意識のある中、それだけではなく、係は何のためにあるのか、
誰のためにあるのか、「係と当番の違い」なども考えさせられました。


●気になる子どもについて
 ・Kの思い・Kに対する教師の言葉かけ
 これらを話し合う中から、Kを気にする小田部さん自身の思いを考えていくことにもなりました。
 それぞれが目指す学級、目指す子ども像をもって教壇に立ちます。
だからこそ、気になる子が出てくることと思いますが、
自分自身、どこに重きを置いているのか、何を目指しているのかを
それぞれの先生方が考えるきっかけともなりました。

●「願う子ども像」について
 年間計画を立てて、学級開きに向かう、0次案。
小田部さんの0次案には、教科間を結び付けるような矢印が
数多く飛び交います。
各教科が結び付き、絡み合い、いろいろな視点から学びが形成されていくことと
そのような広い視野で子ども、授業を捉えていくことを改めて感じさせられました。
 それに加え、小林先生からは、学級の姿をこの計画にもっと書いていくことの必要性をお話しいただきました。生活科の「春みつけ」「夏みつけ」…の流れから、「自分みつけ」への発展。
教科が教科で終わらずに、子どもたちの姿と結び付けていきたいものです。

●初任者が多かった今回の例会の中で…
 初任者、学生さんがたくさん来てくださいました。その中で、何年も経験を積んだ先生方のお言葉が、ずしんと私たちに届いてきたように感じます。
「ほめ上手としかり上手。あなたはどちらですか?」
「怒り慣れてはいけない。」
「ほめ名人に。態度・量・質でほめる。しかるのは短めに。ほめてあげるための教材研究。」
「子どもの中に入っていく。」
「これだけできて当たり前、ではない。」
「『まだ』と『もう』の使い方。」

小田部さんの実践を学び、私自身、また楽しみが増えてきたような気がします。
GWとなりましたが、この連休を、自分自身の一カ月を振り返り、修正する機会にしたいと思います。

佐藤

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ありがとうございました。
次回も対話を重ねましょう。

次回例会
5月19日土曜日
14時30分〜
東京学芸大学附属小金井小学校です。

会場が変更になりました。
会場:東京学芸大学附属竹早小学校
中野
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参加者:23名(大学教授・現職・学生)
提案者:所沢市立柳瀬小学校木下さん

総合の学習で所沢の名物「狭山茶」の学習でした。
食に関する事で、今年の3月に起きた東日本大震災に際して
放射能に関する懸念もされているなかでの実践でした。
一時は狭山茶も販売自粛となりましたが、国の基準値をクリア
したため、今は出荷・販売しているお店もあります。

提案された授業では、子どもたちが所沢フェスティバルに参加するにあたって
今年のお茶を提供するべきか、否かで話し合っていました。

提案の授業や資料の中で、幾つかのことが話題に上がって来ました。
●実践の前に
 ・この実践にはどのような見通しがあったのか?
 ・子どもたちが話しあったことは、大人でも答えが出しにくい課題でした。
 ・子どもたちは話し合っていき、どこに向かっていったのでしょうか。
 ・子どもたちが話し合うことで、方向を決められるような課題なのか。
  それとも、教師が決めていかなくてはいけない、むしろもう決まっていて、
  話しあった所で、イカンともしがたい現実があるのか。教師は話し合いを
  させているようで、教師のフィールドに子どもたちを囲い込んで「話し合い」
  をさせているだけなのではないだろうか?
 ・「狭山茶」を追究していく過程で、放射能という課題にぶつかった子どもたち。
  その「放射能」に関係して、「今年のお茶提供するか否か」を教材化すること、
  話し合いにすることは子どもにどのような意味・価値があったのか?

●実践の中で
 ・子どもが結論を出すに十分な情報(事実や根拠)があったのか
 ・3年生という段階でこの課題は考えるに耐えうるものか?

などの話題があがりました。

いつもながら、木下さんのバイタリティには圧倒されます。
それが、木下という教師のスタイルなのでしょう。
しかし、「10年後にはまた違う木下が見れるといいですね」
という言葉が小林会長から送られていました。
教師のこたわる部分は必要です。
そのこだわり方が「子どもの育ち」に純粋に向かっていくことは
とても難しいことなのですね。

(N)

今年度の例会は今回が最終回でした。
次回は1月28日(土)です。

また、1月7・8日には「社会科の初志をつらぬく会」の
新春関東集会が箱根で開かれれます。
そちらも、ぜひご参加ください。
対話の輪を広げていきましょう。
14名の参加
世田谷区立の塚土小学校をお借りしました。

四年目の先生の提案でした。
社会科の論理と自分が課題としていることとの葛藤の中での実践でした。

学習問題とは何か
学習課題とは何か
話し合うのはなんのためか

などが話題にあがりました。かなり突っ込んだ議論もあり、自分の実践を振り返る機会になりました。

次回は
11月19日
学芸大学附属世田谷小学校
2年生活科
一人の子どもに願いをかけてつくった授業が提案されます。

是非とも都合をつけてご参加を♪
参加者20名

提案は三年目の若手。
材は「字のない手紙」(向田邦子)でした。

教師が願いをかけるN子
それにこたえようとするN子

気になる子どもを必死に支えようとする教師の姿がそこにありました。

またその実践の中から出てきたものもありました。
・教材に迫っていくなかで、子どもは自分を振り返っていく
・教師が振り返らせるような出方は危険
・特に子どもの内面や家族のことに関係する内容について

「子どもが成長したから出せた実践だった」と提案者は語りました。
何にしても子どもの成長こそが我々の喜びです。なかなか分かりませんが分かろうとすることが大切なのだと思います。

次回の例会
10月29日
14時30分~
世田谷区立塚戸小学校
四年目の女性の先生です。
予定単元は5年社会「工業」です。

皆さんの参加をお待ちしています。ともに語らいましょう♪
(N)
「子どもとともにつくる授業を目指して」が主題でした。
参加者は100名でした。4回目にして初の3桁!
参加された方は様々な校種、地域で、現職の方以外にも学生さんや教育関係者以外の方も参加して頂きました。。
四つの分科会が設けられ、午前午後と合計四時間に渡り協議がされました。

それぞれの分科会で一人ひとりの方にそれぞれの学びがあったことでしょう。
そしてそれが、皆様の生き方がよりよくなることを願っています。

さて、講演では、会長の小林先生が
「今こそ担任力を」
というタイトルでお話をして頂きました。
教育委員会レベルで担任の授業力への重要性とその支援を考えているということで、日本の教育も転換期に来ているのでしょうか。

懇親会まで、残っていただいたかたもありがとうございました。
たくさんの方、様々な考えの方、出身の方が散会できることが、対話の会のよさと思います。

来年もこのような会でより多くの志をもった方とお会いできることを願っています。





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