「対話の会」が歩んできた軌跡を残していきます。
事務局は事務的に残していきますが、
ここにみなさんの足跡もつけていただいて、「対話」の軌跡を豊かにできたらすてきですね。
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参加者:23名(大学教授・現職・学生)
提案者:所沢市立柳瀬小学校木下さん 総合の学習で所沢の名物「狭山茶」の学習でした。 食に関する事で、今年の3月に起きた東日本大震災に際して 放射能に関する懸念もされているなかでの実践でした。 一時は狭山茶も販売自粛となりましたが、国の基準値をクリア したため、今は出荷・販売しているお店もあります。 提案された授業では、子どもたちが所沢フェスティバルに参加するにあたって 今年のお茶を提供するべきか、否かで話し合っていました。 提案の授業や資料の中で、幾つかのことが話題に上がって来ました。 ●実践の前に ・この実践にはどのような見通しがあったのか? ・子どもたちが話しあったことは、大人でも答えが出しにくい課題でした。 ・子どもたちは話し合っていき、どこに向かっていったのでしょうか。 ・子どもたちが話し合うことで、方向を決められるような課題なのか。 それとも、教師が決めていかなくてはいけない、むしろもう決まっていて、 話しあった所で、イカンともしがたい現実があるのか。教師は話し合いを させているようで、教師のフィールドに子どもたちを囲い込んで「話し合い」 をさせているだけなのではないだろうか? ・「狭山茶」を追究していく過程で、放射能という課題にぶつかった子どもたち。 その「放射能」に関係して、「今年のお茶提供するか否か」を教材化すること、 話し合いにすることは子どもにどのような意味・価値があったのか? ●実践の中で ・子どもが結論を出すに十分な情報(事実や根拠)があったのか ・3年生という段階でこの課題は考えるに耐えうるものか? などの話題があがりました。 いつもながら、木下さんのバイタリティには圧倒されます。 それが、木下という教師のスタイルなのでしょう。 しかし、「10年後にはまた違う木下が見れるといいですね」 という言葉が小林会長から送られていました。 教師のこたわる部分は必要です。 そのこだわり方が「子どもの育ち」に純粋に向かっていくことは とても難しいことなのですね。 (N) 今年度の例会は今回が最終回でした。 次回は1月28日(土)です。 また、1月7・8日には「社会科の初志をつらぬく会」の 新春関東集会が箱根で開かれれます。 そちらも、ぜひご参加ください。 対話の輪を広げていきましょう。 PR |
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