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「対話の会」が歩んできた軌跡を残していきます。 事務局は事務的に残していきますが、 ここにみなさんの足跡もつけていただいて、「対話」の軌跡を豊かにできたらすてきですね。
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21名の参加でした。

2年目の若手教員の提案と13年目の中堅教員の提案でした。
しかし、どちらにも共通することとして、目の前の子どもを懸命にとらえようとしていることが感じられました。

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実践① 2年目の若手教師の実践をめぐって

「ふたりの気になる子」という題名でYとTという子どもが語られました。
その提案をもとに、以下のようなことが語られました。

●提案者は授業を課題としてあげていたが、授業についての記述が十分ではなかったのではないか。
 課題と感じていることや話題にしたいことは記述して明確にしておく。

●カルテ(簡単にいうと、児童の気になる様子を書き溜めたもの)への教師の書きっぷりから、その教師の気になり方がみえてくる。事実に解釈を加えることも大切だが、事実を書き留めるところで止めておくのも一つの手。

●提案者は2名の児童を気になる子として提案していたが、どちらにも「満たされない」という言葉を使っていた。「満たされない」とはどういうことなのか。「満たされる」ことはあるのか。
 自分の使う言葉の癖や、そこに込められた思いを見つめ直すことも必要。

●「間違ってもいい」という雰囲気をつくりたいと提案者は記していた。その姿を教師が示すことも必要だし、「間違ってもいい。しかし・・・」というように、どのような間違いがいいのか、間違ったときにどうしたらよいのか、などの意見が交わされました。

●提案者は1年生の担任でしたが、1年生のという段階は子どもとともに親が育つ(親が小学生の親になる)時期である、という意見がでました。

それらを受けて、提案者は「子どもに近づいていく見方がしたい」と振り返りました。
そして、「提案してよかった」という言葉が聞けてとてもうれしく思いました。

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実践② 13年目の中堅教師の実践をめぐって

育休復帰後、初移動の学校で、一学期の実践を振り返って気になる3人の子どもに焦点をあてた実践報告。
文章からは子どもに真摯にに向き合い奮闘する彼女の姿が感じられた。参会者からは以下のようなことが語られた。

●学校の体制はどのようになっているのか。
●先生は学級をどのようにしたいのか。その一年間の見通しと現在の指導
●一人一人への指導が、学級の文化として位置づいているのか?それとも、これから位置づくのか。

※私(ブログ管理者)も自分のことを考えていたため、記せる内容が少なくなってしまいました。
これらをうけて、提案者の先生は以下のように振り返られました。
○復帰後の新しい学校で、もしかしたら遠慮があるのかもしれない。
○親としての気持ち、母としての気持ち、教師としての気持ち、それらの視点で教育にあたっている。
○若い頃に培ったものが今に生きている。
○「学校を支えるお母さん先生たち」と言う言葉を昔聞いて、心に残っていたが、今自分がそうなっていると思う。本当に時間がない。時間がない中でも懸命にやっている。
○今回この場で提案できてとても勇気づけられた。これからも、自分のやりかたで頑張ってみようと思う。

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対話の会は、参加者それぞれが、提案者の実践提案を通して、自分を見つめ直す時間、場所なのだと改めて感じました。この提案によって、提案者のお二人に意味が合ったのも勿論のこと、参加者全員が自分を振り返る機会になったことと思います。

【次回例会】
また、お知らせします。
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