「対話の会」が歩んできた軌跡を残していきます。
事務局は事務的に残していきますが、
ここにみなさんの足跡もつけていただいて、「対話」の軌跡を豊かにできたらすてきですね。
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8月25日(土)に、世田谷小学校で「教育実践対話の会 夏の集会2012」が開かれました。今年で5回目の開催になり、8月の終わりの忙しい時期にも関わらず、100名を超える先生方・学生の方・教育に携わる方々が参加してくださいました。
今回は3つの分科会に分かれて実践を語り合い、その後実践の講演・トークを行いました。 まずは、各分科会に参加された方からの感想をご紹介します。感想から分科会の様子をご想像ください。 第一分科会は、「公園はだれのもの やくそくときまり から」というテーマの社会科の実践です。 「久しぶりの対話の会への参加となり、さらに司会という閉じションで緊張しましたが、分科会の皆さんの子どもたちに寄り添った意見をたくさん聞けて嬉しく思いました。自分の2学期から頑張ろうと力をもらえました。ありがとうございました。」 (世田谷区の先生) 「今年の4月から教師になり、日々何も分からないままに授業をやってしまっています。そんな中で対話の会に参加すると、多くの先生方と子ども一人ひとりを見る話し合いができ、新鮮な思いになります。明後日からまた子どもたちとの忙しい毎日が始まりますが、ぼんやりと全体を見ているだけでなく、その子を理解するように努めていきたいと思います。社会科では、『公園は誰のもの』という学習について子どもたちの発言やノートを手掛かりに話し合いが進みました。感情が表に出辛い子、意見に方向性を見出せない子、考えがゆらいでいる子など、文字から教室の様子を想像する中で、自分一人では思いつかない多くの視点を学ぶことができました。自分の学校や学級にあてはめながら、これからも考え続けていきたいと思います。」 (横浜市の先生) 『やくそくときまり』 「公園でのボール遊び禁止という事態に子どもたちが疑問をもち、始まった授業であった。子どもたちにとって、身近で切実な問題であり、この問題を話し合う中で子どもたちの中にさまざまな価値があるものが生まれてくるのではと感じた。今後、子どもたちの考えの深まりがどのように変容していくのか大変興味深い。貴重な実践を提案して頂き、ありがとうございました。」 (小平市の先生) 第二分科会は、「自分らしさを他施設に、仲間とともに主体的に考える子を願って『そだてよう ぼくの・わたしの ○○』」というテーマの生活科科の実践です。 『つぶやきって何だ?』 「私たちは、しばしば子どもの「つぶやき」と言いますが、「つぶやき」といっても決して純粋なものではないという気付きをもたせる授業記録であり、協議会でした。「つぶやき」にも投げつけられ、放り投げられたことば、誰かにかかわることを願って生まれてきたことば、個の内面が思わず口をついて出てきてしまったことば。言いかえれば、何かを背負ったことばなのかどうか。「つぶやき」の宛先があることばなのかどうか。そんなことを考えさせられる時間をもつことができました。」 (小金井市の先生) 『先生の報告に参加して』 「小田部さんのこの子たちかける願い。その願いと、子ども達とのズレのようなもの。そこに小田部さんは当然気づいていて、そこに1番の「悩み」を抱えておられた。1年目の私は、まだまだそんな悩みを持つことも出来ず、子どもの前に立っている。「一皮剥ける」という小田部さんの決意を聞いて、私はまずちゃんと悩みを持ちたいと思った。子どもたちに再会するのが、一層楽しみになりました。」 (板橋区の先生) 「昨年、初めて夏の集会に参加させていただき、大変な衝撃を受けたことが 記憶としてずっと残っていました。刺激を受けたということでもあると思います。 今年は、その刺激を受けることを、期待して参加をさせていただきました。そして みごとに私の期待を裏切らず、たくさんの刺激を与えてくれました。 第2分科会では、同世代である小田部先生の子ども達への深い愛情を感じました。 クラス全体を見ながらK君という気になる子について、「カルテ」をこまめにと られていて、 その様子に、自分自身の子ども達への思いはどうかな・・・?と改めて考える きっかけとなりました。 この集会で、感じたこと思ったことが漠然とたくさんあり、少しずつ整理してい こうと思います。 そのことがこれからの自分にとって大切なのだろうと思いました。 きっかけをくれた小田部先生、夏の集会に関わる先生方、ありがとうございました。」 (平塚市の先生) 第三分科会は、「空気のふしぎ」というテーマの理科の実践提案です。 「『子ども一人ひとりに寄り添った授業をしたい』という強い思いがある実践でした。参加者の方々と意見を交わしていくうちに、2児の新しい姿が見えてきました。一人の子どもを皆でみて、語っていくことで見えてくるものがたくさんあるのだと感じました。また、教師の言葉の認識と、子どもの言葉の認識のズレをうめて、授業をしていくことの大切さを再確認しました。」 (葛飾区の先生) 「児童との関わりかたをもう一度考えさせられる実践でした。児童の呟き一つ一つに耳を傾け、共に解決していく佐川先生の姿は、初志の気持ちを思い出させてくれました。その一方で、児童全員が授業に参加することの難しさや、児童を中心とした授業形態の方法など、私自身の課題ともしたい内容が表れた実践だったかと思います。 佐川先生の実践を見て、教育の奥深さ、そして面白さを再実感しました。これからも学び続けたいと思わせていただきました。ありがとうございました。」 (東京都の先生) 分科会の後の講演・トークは、「荒れる子どもの生きられる居場所の構築」という演題です。滋賀県の小学校の先生が夏の集会に駆けつけてくださり、荒れる子どもの事例について話してくださいました。 その子の担任としてどう向き合っていくか、その子をどうみとるかについてお話を聞きました。 子どもと正面から向き合い、信頼関係を時間をかけてつくってきた先生。 先生の熱い思いと、少しずつ変わってくる子どもの様子に、聞きながら途中で涙が出てしまいそうでした。 まだまだ日差しの暑い夏の1日に、思いの熱い先生方とたくさん話をすることができ、とても充実した時間となりました。 9月の例会は、9月22日に竹早小学校で行います。皆様のご参加をお待ちしています。 (K・Y) PR |
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